Sunday 19 March 2017

小さなインドのある動物園(London Zoo)

3月半ばに入り、ロンドンはすっかり春模様。長い冬を乗り越えて、街中をさくらや椿に水仙が彩る、歩いているだけで幸せな季節がやってきた。


とても天気の良かった月曜日、London zooへ行った。Camden Town StationからChalk Farmの 方へゆるやかな坂を登っていったところにある -前に紹介した茄子の田楽がおいしい下鴨もこの途中にある-、リージェントパークの中に動物園はある。駅の近くにあるケバブ屋さんで昼ごはんを食べてからのんびり歩いて向かった。


動物園の前にはカナルが流れており、いくつものボートハウスが浮かんでいる。イギリスの映画やドラマでたまに目にするボートハウスは私の憧れだ。どこかへ行きたい時は家ごと移動できるのはなかなか得難い自由だし、元来狭い場所でぬくぬくするのが好きな私にとってはとても理想的。家を探していた時に、偶然ボートハウスの広告を見つけたけれど、短期貸しだったのでなくなく諦めた。それから、My Life Without Me に出てくるようなトレーラーハウスも憧れ。


ミーアキャットや猿などの小動物は柵がなかったり、あってもとても低いので触れられるほど近くで見ることができる。あまりの可愛さにしばらく柵の前で止まっていたのはラッコで、天気がいいからか土の上で仰向けになって石で遊んでいる姿は本当に愛らしかった。5、6匹いて甲高い声で甘えたように鳴きながらじゃれあっている姿はとても微笑ましかった。




いちばん楽しかったのはライオンのエキシビション"Land of Lions"で、一体がインドの街のようになっていた。これがすごい凝りようで、門をくぐるとヒンディーと英語で書かれた看板があり、右に曲がるとインドの家の中を再現した建物がある。黄色く塗られたコンクリートの壁に緑色の柱、壁に飾られたガンディーの写真や(ライオンエキシビションなので)ライオンたちの写真。家の外に出ると鮮やかな青に塗られた外壁と、その中に佇むガネーシャ像。ライオンがいる場所の近くにはヒンドゥーの神とライオンの像や絵が飾られていて、そこにはたくさんの1ペンスが投げられていた。




ライオンを見終わったところには、インドの商店街が広がっていた。カラフルなペイントが施されたいくつものトゥクトゥクや、(ライオンエキシビションなので)ライオンジョークたっぷりのお店たちが並んでいる。中でも面白かったのは理容室で、ここで髪を切るとみんなライオンヘアーになるらしい。イギリスにいると、長年に渡るインドへの憧憬を感じることがある。休暇でインド旅行へ行く人も多いし、イギリス人を惹きつけて離さない何かがインドにはあるのだと思う。そうでないと、わざわざ動物園に小さなインドの街を作ったりしないだろうし。そんなこと言いながら、私もインドは一番行きたい国のひとつでガネーシャのネックレスをつけて(ガネーシャの裏側はサイババの写真だった)、部屋にヒンドゥー教の宗教画を飾っていたのだけれど。




動物園の中にある水族館も楽しかった。パステルカラーのイソギンチャクやサンゴ礁、その中を優雅に泳ぐ熱帯魚。その全てが幻想的で美しく、家にこんな水槽があればいいのになと思う。なかなか衝撃的だったのはスッポンで、小さな水槽は東南アジアのレストランのキッチンのような装飾がされており、水槽の前には「スッポンは貴重な生き物なので、旅行に行っても食べないようにしましょう」という警告文のようなものが書かれていた。





月曜日だったのにも関わらず動物園は賑わっていた。見学遠足で来た中学生のグループや、ベビーカーを押す家族、仲睦まじいカップル、楽しそうな若者たち。私たちも4、5時間かけてゆっくり見て回った。動物園を後にして、駅の近くにあるパブでビールを飲み、家の近くでタイ料理を食べて帰った。空は青く澄み、風は暖かく、とても幸福な月曜日だった。

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