Saturday, 26 November 2016

住んでるように旅をする(イタリア旅行記8:air B&B編)


というタイトルはどこかで聞いたことがあるけれど、それが可能なのがair B&B(エアー ビーアンドビー)。2008年にアメリカで生まれたair B&Bは現在191カ国、34000もの都市に広がっているオンラインサービスで、簡単に世界中の宿泊施設を見つけることができる。宿泊施設の形態はさまざまで、ホームステイや、民宿、アパート、なんとお城まで!値段もリーズナブルなものからラグジュアリーなものまでさまざまなので、自分に合った宿を探すことができる。
ホストのセンスが光る素敵なフラットなどもありずっと気になっていたので、今回のイタリア旅行で挑戦することにした。

フィレンツェのair B&B

air B&Bを利用するステップは簡単。
①アカウントを作り、簡単なプロフィールを設定する
②宿泊先を探す
③予約をする
④ホストから確認のメッセージがくる
⑤予約確定後にオンラインで支払い

他のサイトと違うところは、主に2つ。まずはホストと直接メッセージで連絡を取り合うこと。ホテルのようにwebサイトがあるわけではないので、メッセージを通して駅からの道順などを教えてもらったり、ホストによっては周辺の観光情報やおすすめのレストランなども教えてもらえたりする。

つぎに、宿泊後ホストとゲストがお互いに評価をしあうということ。ゲストが悪評価をされることはそんなにないと思うけれど、ホストの評価はそのままレビューとして掲載されるのでホストにとってはとても大切。今回の滞在先もレビューのいいところから、自分たちの条件に合うところを見つけた結果、とても良い宿に巡り会えた。

ヴェネチアのair B&B。ここはリビング、お風呂、すべて貸切で2人で3000円以内。
実際に住んでいるかのような気分を味わえる。
 


ローマでの宿泊先には、二重扉を手動で開閉する、とてもレトロなエレベーターが備え付けられていた。ウェス・アンダーソン監督の「グランドブダペストホテル」を思い出してとたんに嬉しくなった。わたしたちの部屋は2階だったので階段の方が早いのに、エレベーターを使って1階へ降りたり、2階から最上階までをエレベーターで往復してみたりもした。
インスタグラムにエレベーターの動画を投稿しています🎥


また旅行するときはair B&Bを使いたいと思う。値段が手頃なのと、地元の人の生活を垣間見れることが、今回感じたいちばんの魅力だ。きっと、国によってインテリアも個性が出るはずなので、それも楽しみのひとつ。
いつもと一味ちがう旅行をしてみたい方はair B&Bを使って見るのもひとつの手かもしれない。もちろん、ホストになることだってできる。

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Thursday, 24 November 2016

とびっきり美味しい朝食(オックスフォードにあるB&Bの思い出)

その旅がどうであったかという評価において、宿泊先が占める割合はとても高いと思う。20歳の夏にオックスフォードを一人で旅した時のこと。わたしはインターネットで見つけたB&B(ベッド&ブレックファースト)に泊まった。女性が一人で経営する小さなB&Bで、彼女のほかに大人しい犬が一匹と、毛むくじゃらの猫が一匹住んでいた。

これはBathで泊まったB&B

そのB&Bはオックスフォードのバスターミナルから離れた郊外にあった。バスターミナルを出ると3、4台のタクシーが並んでおり、運転手たちはタクシーにもたれかけながら暇そうに煙草をふかしていた。先頭の運転手に行き先を伝え、いくらくらいになるか聞いた。「ここからかなり離れてるから20ポンドだな」と運転手は言った。今思えばかなりの値段なのだけれど、あの頃のわたしはお金があったのか、世間知らずだったのか、そのタクシーに乗り込んだ。
オックスフォード中心地で行われていたお祭り

タクシーはあっという間に繁華街を通り抜けた。道路の車線は次第に増え、建物の数は次第に減っていった。日も暮れ、窓の外はみるみる暗くなっていった。わたしは途端に不安になった。「このまま現金を奪われて、どこか空き地に捨てられるんじゃないだろうか」運転手を疑いたくなるほど、心細い景色だったのだ。おまけに彼は運転しながらスマートフォンの画面をスクロールし、Facebookを見ていた。わたしは電話をかけている“ふり”をしたり、彼に話しかけてみたり、自分には隙がないのだということを見せつけようとした。


しばらくして彼は「道に迷った」と言い出した。いよいよ命の危険を覚悟したわたしは、B&Bの電話番号を伝え、彼に電話をかけるように頼んだ。オーナーの女性が曲がり角に立っていてくれるということになった。タクシーはゆっくりと住宅地の中を進んでいった。しばらくして、懐中電灯を持った女性が大きく手を振るのが見えた。

B&Bはまるでローラ・アシュレイのお店のようだった。淡いブルーの壁紙に、小花柄のシーツがかけられたダブルベッド、出窓にはカゴいっぱいのフルーツと、ポットにはいった紅茶。「このフルーツ食べていいの?」と聞くと「もちろん。全てあなたのために用意したもの。」と彼女はいった。インテリアの雰囲気とは違い、スキニージーンズに濃いアイラインが似合うとてもかっこいい女性だった。彼女の名前はジルといった。

わたしの泊まった部屋 その1

翌朝、朝食をとりにダイニングルームへ向かうと、すでにシンガポール人の家族が座っていた。ガラス戸から日がいっぱい入る開放的なダイニングルームで、とびっきり美味しいイングリッシュ ブレックファーストを食べた。わたしは後にも先にも、あれほど美味しいイングリッシュ ブレックファーストに出会ったことはない。

イングリッシュ ブレックファースト

その日の夜、宿へ戻るとパンクロックが3階から流れていた。2階にある部屋に入ろうとすると、上の階から同い年くらいの男の子がおりてきた。彼は「母さんは誕生日会で出かけてるから、何かあったら僕に言って。何か飲みものいる?」と言って、紅茶と、ホットミルクの入ったポットを持ってきてくれた。

わたしの泊まった部屋その2

次の日、朝食をとりにダイニングルームへ向かうと、ジルが嬉しそうに棚の上にバースデーカードを並べていた。大きなオードリーヘップバーンの肖像画がかけられたリビングルームで。「今日はわたしの誕生日なの」と彼女は大きな笑みを浮かべた。朝食の後、チェックアウトまでわたしはジルといろんなことを話した。その日はもうシンガポール人の家族はいなかった。今でも覚えている、とても大切な言葉をジルはわたしにくれた。


正直、オックスフォードで何をしたのかよく覚えていない。だけれど、宿のことは鮮明に覚えている。彼女の人柄がにじみ出た、とっても素敵な宿だった。オックスフォードでしたいことは特にないのだけれど、とびっきり美味しい朝食を食べに、またオックスフォードへ行きたいなと思っている。


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ジルのB&Bはこちら。わたしはバスを知らなかったのでタクシーで向かったけれど、バス一本で中心地に行けるのでアクセスも問題ないです。バスなら確か2ポンドしなかったはず。

👉明日のブログはイタリアでの宿について。話題のair B&Bの感想とともにお送りします。

Wednesday, 23 November 2016

ダビデ像の後ろ姿、手に持っていたもの(イタリア旅行記7:フィレンツェ編)

わたしの通っていた大学にはなぜかミロのヴィーナスのレプリカがあった。四季の花々が咲き、よく陽の当たる美しい中庭を見渡すように、ミロのヴィーナスが佇んでいた。入学してすぐのゼミで、担当教授がキャンパスツアーと称して学内を案内してくれた。そのときに教授が「ミロのヴィーナスの後ろ姿を見れる事なんて滅多にないよ」と言ったことを今でも覚えている。その言葉に妙に納得したわたしは、そのあとも時折ミロのヴィーナスの後ろ姿を眺めに行ったものだ。


だから、ダビデ像の後ろ姿をこの目でどうしても見たかったのだ。それはフィレンツェでどうしてもしたかったことのひとつと言っても過言ではない。そんなダビデ像は数多くの名作が所蔵されているウフィツィ美術館ではなく、そこから少し離れたアカデミア美術館にある。(ウフィツィ美術館についての記事はこちら)


ウフィツィ美術館を出たのが昼の2時ごろ。お腹が空いていたので近所のバールでサンドイッチを買い、食べながら向かった。イタリアには本当にたくさんバールがある。多くのところがパンや焼き菓子、コーヒーやお酒、ジェラートの3つのブースに分かれており、それぞれで買い物をすませ、最後にレジで支払うという風になっている。10人もはいればいっぱいの小さなバールから、立ち食い立ち飲みスタイルのバール、テーブル席があるバールまでさまざまだ。

カツレツのサンドイッチ。ここはフィレンツェだが、
カツレツはミラノの郷土料理らしい。


その日はとてもいい天気だった。バックパックを背負い、早足で歩いていると少し汗ばむほどの暖かさ。ショッピング街を通り抜けて、あまり人気のいなくなった頃に美術館が現れる。入り口には20人ほどの列ができていた。時間帯によってはとても混むそうだけれど、わたしは20分もしないくらいで入ることができた。ウフィツィ美術館と同様にセキュリティチェックを通り抜け中に入る。ちなみにここにはクロークがなかったので、バックパックを背負ったまま鑑賞した。

途中で見つけたストリートアート。
Love is the only exit to escapeってこと?


そして中に入ってすぐに、惜しげも無くダビデ像が置いてある。まず驚いたのはダビデ像の大きさ。なんと5メートル以上あるそうだ。実際のダビデ像はとても繊細で見とれるほど美しかった。たとえば腕から手の甲へ流れる血管、たとえば爪の形、本当にひとつひとつが美しい。こんな巨大なものをここまで緻密に作ったミケランジェロの労力に脱帽した。またダビデ像は上半身が下半身と比べて大きくなるよう設計されている。それは本来この像が高いところに設置される予定であり、遠くから見たときのバランスを考えたためであるらしい。そう考えると、こっちの人ってほんとうに足が長いんだなぁなんて余計なことを考えてしまうのはわたしだけ?

人と比べると、その大きさは一目瞭然

さて、肝心の後ろ姿。左手に持った投石器はダビデの背中を斜めにつたい、その先は右手の中におさめられている。右足の後ろには何か切り株のようなものが。テルマエロマエが左手にタオルを、右手に風呂桶を持っていることは知っていたけれど、ダビデ像が何を持っているかは知りませんでした。


この像は巨人ゴリアテとの戦いに臨む前のダビデを表現しており、そのストーリーは旧約聖書に基づいているそう。今までただ立っているだけとしか思っていなかったダビデ像だけれど、後ろ姿にその隠されたストーリーが秘められていたようだ。余談だけれど、ダビデの英語名はベッカムの下の名前、David(デイビッド)。つまりダビデはDavidの語源になったそうだ。


この美術館はダビデ像の他にミケランジェロ未完の彫刻4体をはじめ、大小数多くの彫刻や宗教画が所蔵されている。1時間もあれば十分見てまわれる小さな美術館だけれど、ダビデ像のためだけにでも訪れる価値は十分あると思う。

そんな芸術の街フィレンツェの旅行記も今日が最後。次回からはついにローマ編です。

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Monday, 21 November 2016

手で鑑賞できる絵画(イタリア旅行記6:フィレンツェ編)



高校時代、世界史はわたしの中で1、2を争う苦手科目だった。暗記科目なので苦手も何もない、ただ興味がなかったのだ。興味がなくても受験科目だからがんばる、という素直さを持ち合わせていない学生だったので政治経済や国語といった自分が好きなことばかり勉強していた。文系なのに、世界史の代わりに数学で受験したほど。何が言いたいのかというと、世界史をがんばらなかったことを今とても後悔しているのです。


高校時代、世界史の資料集に載っているものを間近にみる日が来るとは思ってもなかった。フィレンツェにあるウフィツィ美術館はメディチ家の歴代コレクションを収蔵している美術館で、まさに世界史の資料集のオンパレードである。ボッティチェリ、レオナルド・ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどわたしでも覚えている芸術家の作品を一度にみることができる。

8時ごろ美術館近くのカフェでクロワッサンを買い、朝食をとった。そこから程ない美術館に行くとすでに長蛇の列。まったく前に進まないので、友人に並んでおいてもらい、さっきのカフェに戻ってコーヒーと生ハムのサンドイッチを買った。イタリアのパンはとても弾力があり、塩気があるので、生ハムを挟んでいるだけでも十分美味しい。レストランで出されるバケットも全て美味しかった。バターやオリーブオイルは必要がないほど。わたしたちはサンドイッチを食べ終え、コーヒーもすっかり飲み終えてしまったが列はまだ入り口から程遠い。結局美術館へ入った頃には10時を過ぎていた。美術館に行かれる方は、事前にオンラインでチケットを買っておくのもおすすめ。(別途手数料がかかります)


美術館はいうまでもなく素晴らしかった。展示品だけでなく、建物自体も豪奢で美しく、美術館だけでもメディチ家の栄華を物語るには十分である。


美術館からは以前ブログで紹介したヴェッキオ橋が一望できる

印象的だったのは、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」の隣に、視覚障がい者のための手で鑑賞できる立体的なヴィーナスの誕生があったこと。背景の木々や花々は控えめに、メインのヴィーナスや神々はより浮き出るように作られている。今は多くの美術館にオーディオガイドもあるので、同時にこのような「手で鑑賞できる絵画」があればより多くのひとが楽しめるのだなぁと、とても感銘を受けた。



美術館を全て見てまわるのには4時間ほどかかった。わたしはかなりゆっくり鑑賞するので、他の人なら多く見積もって4時間で大丈夫だろう。有名な絵画だけを早足で見るなら1時間でも足りるそうだ。


世界史をがんばらなかったことを嘆いてはみたけれど、細かい知識はなくたって十分楽しめる。けれど、分かればもっと楽しいのだろうなあと思わずにはいられなかった。そういう知的好奇心を刺激してくれるのも、旅の魅力のひとつなのかもしれない。何事にも遅すぎることはない、と信じているのでこれから少しずつ歴史を学んでみようと考えています。

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👉次回はフィレンツェに来たらぜひ見たい、あの男性の裏側に迫ります


Saturday, 19 November 2016

真っ赤なポット、赤い旗(クリスマスマーケッットとTate Modern)


今回はイタリア旅行記をおやすみして、ひさしぶりにロンドン情報を。というのも、金曜日に行ったTate Modernがとても良かったから。テート・モダンは国立の近現代美術館でテムズ川沿いに位置する。2000年にオープン、今年6月には新館が増築され、いま勢いにのっている美術館だ。
テート・モダン

テート・モダンとテムズ川の対岸を結ぶミレニアムブリッジからはテムズ川に反映するきらびやかな夜景を見ることができる。ひときわ目を引く三角形の建物は「ロンドンの夜景を一望できるトイレ」を以前紹介したThe Shard。展望台は三角形のほんとうに先っぽ、頂点のところにある。


そしてミレニアムブリッジを挟んで反対側にはセントポール大聖堂がある。この、歴史的なものと現代的なものがごく自然に共存しているのがロンドンの魅力のひとつだとしみじみ感じる。

ミレニアムブリッジを渡ってすぐそばの、テート・モダン前の広場ではクリスマスマーケットの準備が始まっていた。トナカイの人形がお店の上をかけまわっていたり、お店全体が小さな電飾できらきらと縁取られていたり、そのあたり一帯はまるでおとぎ話の世界のよう。期間中はメリーゴーランドも回るようなので、子どもも大人も楽しめそう。クリスマスマーケットは今日(11月19日)から。




可愛くデコレーションされたジンジャーブレッド


中でも可愛いかったのが真っ赤ポットの形をしたお店。何のお店かは分からないけれど「PIMM'S」と買いているのでお酒を販売するのだろう。PIMM'Sはイギリスの夏の定番カクテルで、いちご・オレンジなどのフルーツ、スライスしたきゅうり、ミントを果実酒であるPIMM'Sとよく混ぜ合わせたあと、レモネードをそそいで作るカクテルである。爽やかで夏にぴったりのカクテルなので、今年の夏、わたしも見つけてはよく飲んだ。見た目もカラフルで可愛らしく、味もフルーティーなのでお酒の苦手な人yそんなPIMM'Sの冬カクテルならぜひ試してみたいかも。


そういえば、イギリスではきゅうりをカクテルでよく使う。例えばヘンドリックス ジンはトニックウォーターと割って、スライスしたきゅうりを数枚入れるのが定番。最初はびっくししたけれど、試してみるとさっぱりとして美味しい。レモン水のように、きゅうりを入れたキューカンバーウォーターは、暑い夏にぴったりで癖になり、ミントを入れたりレモンを入れたりとアレンジしながら楽しんだ。


金曜日と土曜日のテート・モダンは夜の10時まであいている。他の美術館も週末は遅くまで開いているところが多いので、夕方時間ができたときにふらっと行けるのがすごくいい。以前行ったナショナル・ポートレイトギャラリーではDJが音楽を流していたり、仕事帰りの人たちがワインを片手に鑑賞していたりと、普段とは一味違う雰囲気で楽しかった。

モダンアートなので、インスタレーション・映像・オブジェ・写真・油絵、その表現方法は様々だが、鑑賞する私たちも寝転んで見たりクッションの上に座って見たり触れてみたり、様々な方法で鑑賞できるのがおもしろかった。視覚・聴覚・触覚を使って体全体でアートと触れ合っているという感じ。



今回わたしがいちばん惹かれたのはBoris Mikhailovによる「Red」という作品。ソヴィエトのシンボルである赤をテーマにソヴィエトに生きた人々の日常を切り取った作品で、Borisいわく、ロシアにおける赤は美しさ、血、そして赤旗であるので、誰もが赤を社会主義と関係あると考えるのだという。テーマ通り、赤が巧みに写真野中に散りばめられていた。それは旗だったり、洋服だったり、あるものは花だったり。



イギリスの多くの美術館のように、テート・モダンも入場料は無料(特別展は除く)。それなのにモネやダリ、マグリット、ウォーホルなどの作品も惜しげも無く近くで見ることができるので本当に気前がいい。





テート・モダンが従来の美術館とちがうところの一つはカフェやショップが数多く点在していること。アート関連本も豊富に取り揃えられており、座って読めるスペースもあるのでついつい長居してしまう。
アーティストグッズもかわいい

ショップに売ってある本を座って読めるスペースも

そして休憩できるベンチやソファも多いので1日かけてゆっくり過ごせるほど居心地がいい。最上階の10階はスカイデッキになっており、ロンドンの夜景をたのしむことができる。美術館という堅いイメージをいい意味で裏切る、エンターテイメント施設のような、いろんな楽しみ方ができる場所だと思った。そんな場所にふらっと行けるのも、入場料が無料だから。どんな人でもアートを身近に感じれるなんてこれほど贅沢なことはないような気がする。


最近では5時にもなると真っ暗なロンドン。なんだか気分もどんよりしてしまうけれど、10時に美術館を出たあとは気分も明るく、明日もがんばろうと思えた。

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