前回のブログはこちら イギリスのバレンタインデー、テディベアと真っ赤な下着
バレンタインの日、仕事終わりに用意していたのは何も書いていない真っ白なカードだけだった。夜ごはんを作ってくれることになっていたのだけれど、いくらイギリスといえども手ぶらで行くのは気が引けたので途中の駅で下車してチョコレートを買った。行ったのはHotel Chocolatというチョコレート屋さん。いろんなところで目にして気になっていたのだ。ちなみに、イギリスで唯一カカオの栽培から行なっている-農園はイギリス連邦のひとつセントルシアにある-ショコラティエなんだそう。
正方形の、それほど大きくない店舗だったけれど、壁いちめんにチョコレートが並んでいる姿は心踊るものだった。6個から12個ずつ、透明の包みの中で行儀よく並んでいるチョコレートはフレーバーによってそれぞれ違うデコレーションが施されており、食べるものが勿体ないほどどれも可愛らしい。例えば、ばらとすみれの砂糖漬けがのっていたり、惑星のようなマーブル模様の丸い形だったり。
透明の包みの表にはチョコレートの名前と短い説明が書いてあって、じっくり眺めながらたくさんの選択肢の中から選ぶ。チョコレートの中にはとても可愛い名前のものもあり、贈り物であげるなら名前で決めるのも楽しそう。私が気に入ったのは Bee Mineという蜂蜜と、プロセッコ、kiss of gin をミルクチョコレートで包んだもの。ハートの形をしていて、それこそバレンタインデーにぴったりだった。
Hotel Chocolat で気になったのがイギリスでなじみのお菓子をモチーフにしたチョコレート。イートンメス、ファッジサンデー、ショートブレッド、キャロットケーキなどなど。これはイギリスのお土産にも良いかも。
他にもHappy Birthdayと書いてある大きなチョコレートや、ギフト用の詰め合わせ、さらには持ち帰りでチョコレートドリンクも販売していた。贈り物にぴったりで、飲み物まで売っているとは、大きな駅でHotel Chocolatをよく見かける意味がやっと分かった。
肝心のプレゼントはBee Mine がすごく気に入ったので、その他6種類のハート型のチョコレートが2つずつ入ったバレンタイン用の詰め合わせを買った。移動中にカードを書いて、最後に赤ワインを買って無事に彼の家まで到着。
スターターのハルミチーズのソテー、メインのシーフード入りカルボナーラ、手作りのチーズケーキにシャンパンまで飲んで、動けなくなるほどお腹いっぱいになった。手抜きしすぎたかなと反省しつつ、こんなバレンタインデーなら楽しいなぁと日本の男の子の気持ちが少し分かった気がした夜だった。
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