せっかくロンドンに来たのだから!と友人をLIBERTYへ連れて行った。日本では小花柄のリバティ・プリントで有名なLIBERTYだけれど、1875年創業のイギリスを代表する老舗デパートのひとつ。白地の漆喰に木材の装飾が美しい外観はチューダーリバイバル様式と呼ばれるそう。
木造の階段や柱は温かみがあり、小さな傷や軋みからもこのデパートが築いてきた歴史を感じ取ることができる。特に吹き抜けから見下ろした景色が好きでいつ見ても惚れ惚れする。ラグジュアリーな品揃えなのでとうてい手が届かないのだけれど、眺めているだけで幸せな気分になれるのでつい立ち寄ってしまう。
この日は友人がティーカップを探していたので3階へ。白地に手描きのような素朴なリバティ柄が愛らしい食器セットは、バターを保存するケースや紅茶のためのミルク入れなどまであり、なんとも贅沢。一体いつになったらこんな生活ができるんだろうと夢ばかりが膨らんでいく。
なかでも釘付けになったのは野菜をモチーフにした食器類。キャベツの形のサラダボウル、かぶの小皿、パプリカのスープカップなど、それはもう小さい頃読んだ絵本の世界のよう。
今は引越しばかりの彷徨う日々だけれど、定住する日が来たならばわたしも食器を揃えたいと思う。そのときそばにLIBERTYがあればいいのだけれど。
🇬🇧本日も読んでいただきありがとうございます。
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