Friday, 16 December 2016

花と幸せの町 (イーストロンドンColumbia Road Flower Market)


Columbia Road Flower Market  
E2 7RG

Old Street駅から歩いて15分ほどのところにあるColumbia Roadで、毎週日曜日に開かれているフラワーマーケットへ行ってきた。青空の澄んだ、気持ちのいい日曜日だった。ちょっと早く目が覚めたので、地下鉄に1時間ほどゆられ、はりきって出かけた。駅からマーケットへ向かう道の途中、自分の体ほどの大きさのクリスマスツリーをかついだお父さんや、色とりどりの花束を抱えたカップルとすれ違い、どうしたってわくわくしてしまう。


花を抱えた人たちを頼りにマーケットへたどり着くと、賑やかな呼び込みと声が聞こえてきた。声だけ聞いていたら朝の卸市場のようで、おもしろおかしく呼び込んだり、「come on, come on!」と声をはりあげている。マーケットでは切り花、鉢植え、球根などなんでも揃う。12月のフラワーマーケットはクリスマスに彩られていた。本物のツリーやクリスマスソングによく出てくるMistletoe(宿り木)をはじめて目にして、今年のクリスマスは日本にいないんだなぁと当たり前のことを考える。よく日本のクリスマスは恋人のもので、西欧は家族のものなんて言うけれど、それだけじゃなくてクリスマスの迎え方というか心構えのようなものも違う気がする。すごく温かい気持ちになる。



そしてこのマーケット、おしゃれな若者の街イーストロンドンにあるだけあって、来ている人たちを眺めているだけでもファッションショーのようで愉しい。別にみんなめかしこんでいるわけじゃなくて、普段着で近所にふらっと買い物に来ただけです、という顔をしている。だけど、やっぱりとてもおしゃれで、私にはハイストリートよりも魅力的にうつる。










マーケット自体はそんなに広くないのだけれど、近くには小さな雑貨店やコーヒースタンドなどが並んでいて、そこ一帯が小さな町のような感じだった。外とは違う空気感。みんな花を抱えて、嬉しそうで。マーケットは8時から3時までなので、散策の後は温かい飲み物を飲みながらShoreditchの方へ行き、古着を探したり、あてもなく歩いたり。特別ではないけれど、とても幸せな気持ちになった日曜日だった。

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